独立系ベンチャーキャピタル basepartners 山口代表パートナー インタビュー

BtoC領域ビジネスを得意とする独立系ベンチャーキャピタル basepartners

Q. basepartnersの企業の概要について教えてください。

当社は、2017年に設立した独立系のベンチャーキャピタルになります。いま運営中の1号ファンドはファンド規模が約10億円で、主にシードステージの起業家を支援しています。
経営者、事業家、エンジニアなどの各領域のプロフェッショナルであり、同時に各々が起業家でもあるメンバーによって組織されています。

Q. メンバーの方はどのような方がいらっしゃいますか?

創業メンバーである私山口と外川の2名で代表をやっています。
外川は、サイバーエージェントグループの株式会社シーエー・モバイルを2000年に創業した事業家で、2003年から2008年までは株式会社サイバーエージェント専務取締役にもなっていました。私は、ベンチャーキャピタル事業に従事しているキャリアが長くて、みらい證券株式会社や株式会社シーエー・モバイルでベンチャー投資事業を行ってきました。
外川とはCAモバイルで僕がCVC担当していたときの縁で、当社もスタートしました。

起業経験、事業の経営経験があるメンバーが多い

Q. VCファンドの中で、貴社ならではの強みは特徴を教えてください。

起業経験、事業の経営経験があるメンバーでファンドを運営しているということが一番のポイントになると思います。起業した経験やゼロから立ち上げで年商200億円規模まで成長させた経験、またそれに紐づく事業の経験値のある方が、ファンドのGPや、支援者にもなっているLPとして参加しています。他のベンチャーキャピタルさんと比較したときには、この実際の起業経験・事業経験が、投資先企業を支援する際の我々の強みとなっていますね。
また、BtoC領域、特にエンタメ領域ではかなり多く出資できていて、この領域にきちんと目利きができて出資できるVCは国内ではあまりいらっしゃらないかなと思っています。僕らはこれまでBtoCビジネスやエンタメビジネスを展開してきたことによる、感覚値があり目利きができる点が大きなアドバンテージだと考えています。

起業家のニーズにはできる限り応えていきます

Q. 投資後のサポートや運営はどのようにされてますでしょうか?

まず前提として、僕らができる起業家のニーズにはできるだけ応えようというスタンスで支援に臨んでいます。会計税務や法務などのバックオフィス機能の支援や立ち上げのサポートはニーズも多く、数多くの出資先で支援を行っております。また、デジタルマーケティングとかアプリとかウェブサービスの開発を行っていく際のビジネスモデル設計や、KPIの設定などはハンズオンで支援をさせて頂いております。
投資先には基本的には月1で会う形をとっていて、僕と外川がそれぞれの得意分野を生かして支援を行っています。

みるのはやはり、経営者自身と事業領域及びそこで立ち位置

Q. 現実際に投資をする際には、対象となる企業のどのような部分を見ているのでしょうか?

もちろん、会社を経営する起業家さん自身がどんな人がというのを見ています。また、勝負しようとしている市場、及びその市場の中でどのようなサービス・事業、戦略で戦おうとしているのかは特に見ています。

Q. どのような市場の企業に投資することが多いですか?出資を行う市場の目線を教えて下さい。

目線という意味では二つあり、一つがいま大きな市場やこれから大きくなっていく市場で、勝負できそうな事業を持っている企業です。もうひとつは、成長市場ではないけれど、ある程度のボリュームがある市場で、その中でも結構シェアをとれそうな企業という二つのパターンがあると思っています。

実際に投資を行っている先は?

Q. 現在はどのような投資先が多いですか?また投資先の一部をご紹介ください。

全体としては約13社1年間で投資をしていて、ステージでいうと13社のうち8割はシードのスタートアップで、事業内容でいうとBtoCが7割を占めています。
また、その中でも特に目覚ましい成長を遂げているのが株式会社Unlimited、株式会社Airporter、taskey株式会社の3社になります。
Unlimitedは、バーチャルユーチューバー事業を行っていて、世界で1番視聴数を稼いでいるVチューバ―にもなっています。

エアポーターは、海外旅行者向けの手荷物配達を即日実施している会社になります。ここも最近手荷物の取扱高が大きく伸びており、投資後に大幅な成長を遂げた1社です。あと、チャット小説アプリを運営しているタスキーも投資後に大きな成長を遂げており、同社が運営するチャット小説アプリpeepは多くの利用者を獲得しています。

BtoB、BtoCの両方での知見を活かす


Q. 特に投資をいま積極的に行いたい企業や業界はどのようなところでしょうか?
特にジャンルは絞っていないので、これから会社を設立する方、設立して初期の事業資金を獲得したいと思っている起業家さんがいらっしゃれば積極的に会って、投資をしていきたいと思っています。また、BtoBビジネスの出資先もまだ少ないので、BtoBビジネスをやれている起業家さんにも積極的にお会いしたいと思っています。
この背景で言うと、CAモバイル時代に、もちろんBtoCのビジネスをやっていたのですが、BtoBビジネスを結構やっていて、その時から培ってきたBtoB、BtoC双方のビジネスの知見を活かしていきたいと思っています。

多くの起業家さんに出会いたいので、まずはお声がけください。

Q. では、最後に貴社から投資を希望される企業さんや潜在的な候補企業さんにメッセージをお願いします。

国内でも経営者や事業家が行っている純粋なVCファンドは少ない中で、結構特徴を持たせられているファンドになっていると思うので、これから起業する方や、起業されていて事業資金を獲得したいと思っている起業家さんがいらっしゃれば、ぜひお声がけください。よろしくお願いします。

山口さん、お忙しいところ本日はどうもありがとうございました。

関連記事

  1. 株式会社ビジネスマーケット 表代表取締役社長インタビュー 

  2. 株式会社スポーツフィールド 永井CFOインタビュー

  3. 株式会社マーキュリアインベストメント 小山取締役インタビュー

  4. Future Food Fund オイシックス・ラ・大地株式会社の食関連のCVC!

  5. 【2020年版】東大だけじゃない!大学系ベンチャーキャピタル(VC)一覧  

  6. 日本プライベートエクイティ株式会社 法田社長インタビュー