【2020年版】ベンチャーキャピタル(VC)一覧|投資分野別に徹底解説!

2020年新型コロナウィルスの影響で日本社会に急速なデジタルトランスフォーメーション(DX)が必要とされています。社会のありかたを変えるこの変化には、早急にオープンイノベーションやベンチャー企業の力が必要になってくると考えられます。

近年推進されてきたベンチャー企業への投資を、新型コロナウィルス禍でもさらに継続していくことが必要となります。そこで、ベンチャー企業への投資の担い手であり、経営支援の担い手、さらには日本でのオープンイノベーションやスタートアップエコシステムの構築に貢献しているベンチャーキャピタル(VC)について、最新の動向も踏まえ一覧形式でFundPressが解説します!

目次

1.ベンチャーキャピタルの投資分野の近年の動向
2.IT・ディープテック分野に強いVC一覧
3.バイオ・メディカル・ヘルスケア分野に特化したVC一覧
4.投資分野を限定していないVC一覧
5.環境エネルギー分野に特化したVC一覧
6.その他大学系、地方創生系VC一覧について

1.ベンチャーキャピタルの近年の投資分野動向

ベンチャーキャピタルが投資を行っている分野は長い間IT関連が約半数を占めていますが、2016年頃からバイオ・医療・ヘルスケア分野への投資も増加しています。またディープテックといわれる人工知能(AI)、ロボット、宇宙・航空工学や地上の移動体、ゲノム、ライフサイエンス、素材化学などの分野への投資も注目されていますが、当時に、環境エネルギー分野もSDGsの観点からも重視されています。

 

ベンチャーキャピタル(VC)各社はそれぞれの理念や投資方針に従って投資を行いますが、それぞれの投資分野に特徴があります。IT関連分野のみに投資してきたベンチャーキャピタルも多いですが、最近はIT関連分野に加えてディープテック分野やバイオ・医療・ヘルスケア分野への投資を行っているベンチャーキャピタルも増えています

 

比較的設立時期が早かった金融機関系のベンチャーキャピタルや政府系のベンチャーキャピタルは特に投資分野を特定せず広い分野へ投資を行っている場合が多いですが、IT関連及びバイオ・医療・ヘルスケア分野への投資においても豊富な資金力を背景に多くの投資を行い、これらの分野の産業創出の牽引役となっています

そこで 各ベンチャーキャピタルの投資分野について分析し

 

IT・ディープテック分野に強いVC

バイオ・メディカル・ヘルスケア分野に特化したVC

投資分野を限定していないVC

環境エネルギー分野に特化したVC

 

 

 

の各一覧形式で紹介・解説をしていきます!

2.IT・ディープテック分野に強いベンチャーキャピタル

※投資先企業などの詳細情報はFundPress各ファンド情報へのリンクにてご確認いただけます。

 

「ANRI」

 

 

概要

創業以前からの事業立ち上げ支援を含むシード・アーリーステージの豊富な投資・Exit実績を持つベンチャーキャピタルで、インターネット領域・ハイテクノロジー領域が主な投資分野です。インキュベーション施設も渋谷と本郷にて展開しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ メディカル・バイオ・ヘルスケア ○ ディープテック ○

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

2019年10月200億規模の4号ファンド設立し、これまでのシードステージへの投資のみではなくグロースステージへの投資を行うことも目標としています。これまで力を注いできたIT領域のみならず、ディープテック分野にも投資を行う予定です。

「インキュベイトファンド」

 

 

概要

シードステージに特化したベンチャーキャピタルで、シードアクセラレーションプログラム「Incubate Camp」の運営やCIRCUITMEETINGなどの各種イベント、スタートアップVCの情報発信メディアZero to Impactの運営など多方面からスタートアップ支援プラットフォームを構築しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ ディープテック ○ 医療教育インフラ等社会課題解決 ○

 

 

投資ステージ

シード ◎

 

 

その他最近の動向

2020年7月 総額250億円のファンドを設立し、デジタルトランスフォーメーション・パブリックセクターイノベーション・ディープテックイノベーションの3つの軸から、従来の業界構造や消費者の生活習慣を一新するシードスタートアップへ集中的に投資をしていきます。

「B Dash Ventures株式会社」

 

 

概要

「次世代を担う有力インターネット企業の輩出」を基本方針に投資を行っており、日本国内、だけでなく海外の有力ベンチャー企業への投資を行っております。インキュベーションスペース「B Dash Lab」を運営しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎ ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

国内外のインターネット業界のキーパーソンとスタートアップが参加する招待制イベント「B Dash Camp」を年2回開催しています。

「グローバル・ブレイン株式会社」

 

 

概要

東京拠点におきながら、米国、ヨーロッパ、アジア各国の各拠点での投資も行っている独立系ベンチャーキャピタル。ソニーファイナンスベンチャーズ、31ベンチャーズ、KDDIなど事業会社とのCVCファンド及び共同投資事業を行っており、CVC運営支援にも強みを持つ。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ サービス ○ その他 教育、広告、メディア ○

 

 

その他最近の動向

2019年設立したグローバル・ブレイン7号ファンドが2020年も活発にIoT・AI・エネルギー等 を中心に投資活動を行っています。

「フェムトパートナーズ株式会社」

 

 

概要

「メガベンチャーを作ろう」を理念に、東京都内に本社機能を持つシードアーリーステージのITスタートアップをターゲットとして投資を行っています。新生銀行のPEファンド新生企業投資と共同でファンドを設立するなど、協力関係を築いています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

2020年2月には3号ファンドを設立し、最終的に100億規模を目指して募集を継続しています。

「ベンチャーユナイテッド株式会社」

 

 

概要

インターネット企業ユナイテッドの子会社であるベンチャーユナイテッドは、インターネット事業を主体としたスタートアップに投資しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

「伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社」

 

 

概要

伊藤忠グループの資産商流を活用した投資と独立系ベンチャーキャピタルとしての独立した意思決定が可能なベンチャーキャピタル。日本、シリコンバレー、イスラエル、中国、アジアでの投資も行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ○ アーリー ◎ ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

2019年に100億円規模の5号ファンドを設立し、ロボティクス、医療バイオ分野への投資も行う予定です。

「株式会社gumi ventures」

 

 

概要

特にモバイルエンタティンメント領域で成長著しいアジア圏を中心としたスタートアップ/アーリー企業に特化した投資を行うべく誕生しました。新生銀行の金融ソリューションとのシナジー効果を発揮し、スマートフォン分野にイノベーションを起こす企業に投資しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

2019年に100億円規模の5号ファンドを設立し、ロボティクス、医療バイオ分野への投資も行う予定です。

「株式会社WiL」

 

 

概要

米国シリコンバレーにも拠点を持ち、成長期を迎えたテクノロジーベンチャーへの投資、そしてグローバル進出/拡大、特に日本/米国進出へのサポートをメインに活動しています。投資と並行してパートナー企業のノンコア事業のカーブアウトや新規事業の共同創出のためのインキュベーションやアントレプレナー育成、教育事業も行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ その他 テレコム、メディア ◎

 

 

投資ステージ

ミドル ◎、レイター ◎

 

 

その他最近の動向

大企業・アメリカのベンチャー企業・日本のベンチャー企業の懸け橋となるべく投資活動やインキュベーション事業を行っています。

「株式会社サイバーエージェント・キャピタル」

 

 

概要

サーバーエージェントグループのノウハウを活用し、インターネット分野に特化した投資を行っています。日本、中国、韓国、東南アジア向けの各ファンドから投資を行い、シードアーリーステージのベンチャー企業へのハンズオン支援をしています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

2020年7月には投資先企業の開発技術とPR広報について支援体制強化を発表し、積極的な経営支援を行う姿勢を打ち出しています。

「株式会社WiL」

 

 

概要

米国シリコンバレーにも拠点を持ち、成長期を迎えたテクノロジーベンチャーへの投資、そしてグローバル進出/拡大、特に日本/米国進出へのサポートをメインに活動しています。投資と並行してパートナー企業のノンコア事業のカーブアウトや新規事業の共同創出のためのインキュベーションやアントレプレナー育成、教育事業も行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ その他 テレコム、メディア ◎

 

 

投資ステージ

ミドル ◎ レイター ◎

 

 

その他最近の動向

大企業・アメリカのベンチャー企業・日本のベンチャー企業の懸け橋となるべく投資活動やインキュベーション事業を行っています。

「株式会社サイバーエージェント・キャピタル」

 

 

概要

サーバーエージェントグループのノウハウを活用し、インターネット分野に特化した投資を行っています。日本、中国、韓国、東南アジア向けの各ファンドから投資を行い、シードアーリーステージのベンチャー企業へのハンズオン支援をしています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

2020年7月には投資先企業の開発技術とPR広報について支援体制強化を発表し、積極的な経営支援を行う姿勢を打ち出しています。

「株式会社サムライインキュベート」

 

 

概要

サムライインキュベートは創業・シード期を中心に出資するハンズオン型のベンチャーキャピタルです。既存投資先へのフォローオン投資も行い、スタートアップがプロダクトマーケットフィット(PMF)に到達するまで支援します。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎

 

 

その他最近の動向

ICT領域に特化した企業のイノベーション創出積極的に行っています。特に、イスラエル、アフリカ、中国(深圳)において現地パートナーと共に日本企業と現地企業のオープンイノベーションを支援しています。

「株式会社ジェネシア・ベンチャーズ」

 

 

概要

日本・東南アジアの革新的なデジタルビジネスにチャレンジしているシードアーリーステージのスタートアップへ投資とバリューアップ支援を行う独立系のベンチャーキャピタルです。シードラウンドからプレシリーズAラウンドでの投資、及び順調に成長している支援先へのシリーズA以降での追加投資を積極的に実施しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ その他 ニューエコノミー、メディア、フロンティアテック ○

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

「朝日メディアラボベンチャーズ株式会社」

 

 

概要

朝日新聞社系のベンチャーキャピタル。インターネット、テクノロジー、メディア関連企業、新たなライフスタイルを創出する企業に投資しており、日本国内だけでなく、ニューヨーク、特にシリコンバレーでの投資に力を入れています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ その他 メディア ○

 

 

投資ステージ

シード ○ アーリー ◎ ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

2017年に設立した1号ファンドは、名古屋テレビ、ニッカンスポーツ、朝日放送、東日本放送、沖縄タイムス、九州朝日放送など、メディア、エンターテイメント業界に変革をもたらそうとする企業からの出資を受けています。

「DCM株式会社」

 

 

概要

1996年シリコンバレー、北京、東京を拠点に設立されたベンチャーキャピタルです。東京を拠点に日本、韓国のモバイル、インターネット、ITソフトウェア&サービス等の分野のベンチャー企業への投資を行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ○ サービス ○

 

 

投資ステージ

シード ○ アーリー ◎ ミドル ○

「YJキャピタル株式会社」

 

 

概要

yahoo japan100%出資のベンチャーキャピタル。ヤフーグループのリソースを活用した投資と支援を行っています。日本国内、アメリカ、アジア地域、イスラエルのベンチャー企業への投資を行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎

 

 

投資ステージ

シード ○ アーリー ○ ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

投資活動も引き続き積極的に行っているが、学生起業家向けの「Code Republic Startup School」や、スタートアップ起業家向けyoutube情報番組「スタートアップ投資TV」など、影響力のあるアクセラレーターとしての事業を広げている。

「モバイル・インターネットキャピタル株式会社」

 

 

概要

NTTドコモ、インターネット総合研究所、みずほ証券が30%ずつ出資しているベンチャーキャピタル。IT分野及びITを利用している周辺領域へ重点的に投資を行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ メディカル・バイオ ○

 

 

投資ステージ

シード ○ アーリー ○ ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

2019年には5号ファンドを設立し、ヘルスケア、FinTech、IoT、クラウド・ソーシング/ファンディング等にも注目しています。

「株式会社DG Daiwa Ventures」

 

 

概要

デジタルガレージと大和証券グループが共同で2019年に設立したベンチャーキャピタル。DG Labが研究開発を推進する「ブロックチェーン」、「AI」、「VR/AR」、「セキュリティ」、「バイオヘルス」の5つの重点分野を投資対象領域とし、国内外の有力なスタートアップ企業への投資を行います。

 

 

投資分野

ディープテック ◎ メディカル・バイオ・ヘルスケア ○

 

 

投資ステージ

ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

デジタルガレージ、カカクコム、KDDI3社が共同運営する研究開発組織「DG Lab」は、オープンイノベーションプラットフォームを提供しています。重点5分野において、デザイン、データ、テクノロジーが有機的に繋がり新たな事業の柱となるサービス、プロダクトを生み出すことを目的としています。

「エス・アイ・ピー株式会社」

 

 

概要

米国流の高いROIを実現するベンチャーキャピタルを目指して1996年に設立されたベンチャーキャピタル。モバイル・インターンネット分野への投資から次のステージとしてAI、IOT、ロボット、ヘルスケア、等に注目して投資を行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ メディカル・エイジング ○ 環境エネルギー ○ フードビジネス ○

 

 

投資ステージ

アーリー ◎

「株式会社ジェネシア・ベンチャーズ」

 

 

概要

日本・東南アジアの革新的なデジタルビジネスにチャレンジしているシードアーリーステージのスタートアップへ投資とバリューアップ支援を行う独立系のベンチャーキャピタルです。シードラウンドからプレシリーズAラウンドでの投資、及び順調に成長している支援先へのシリーズA以降での追加投資を積極的に実施しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎、その他 ニューエコノミー、メディア、フロンティアテック ○

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

3.バイオ・メディカル・ヘルスケア分野に特化したベンチャーキャピタル一覧

この数年投資額が増えてきているバイオ・メディカル・ヘルスケア分野ですが、豊富な資金力を持つ金融系や独立系の大手ベンチャーキャピタルだけでなく、特にこの分野に特化して投資を行っているベンチャーキャピタルが先行して投資を行ってきました。ここではバイオ・メディカル・ヘルスケア分野に特化して投資を行っている2つのベンチャーキャピタルについて解説します!

「株式会社ファストトラックイニシアティブ」

 

 

概要

ライフサイエンス及びヘルスケア分野における投資及び企業支援実績と国内主要大学研究機関とのネットワークを生かしたシードアーリーステージのベンチャー企業への投資を行っているベンチャーキャピタルです。収益の一部を関係大学、研究機関に寄付により還元しています。

 

 

投資分野

メディカル・バイオ・ヘルスケア ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

創薬・医療系ベンチャーに特化した育成支援プログラム”Blockbuster TOKYO” 選抜プログラムを2020年5月から運営しています。

「Beyond Next Ventures株式会社」

 

 

概要

技術シーズの段階から、大学、各省庁、協力者、専門家、投資家、事業会社との良質なネットワークを活かして、事業化を行っているベンチャーキャピタルです。シードアクセラレーションプログラム「BRAVE」の運営や、シェア型ウェットラボ「Beyond BioLAB TOKYO」を運営し、ライフサイエンス領域の技術シーズに対する研究開発支援を行っています。

 

 

投資分野

メディカル・バイオ・ヘルスケア ◎

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎

 

 

その他最近の動向

創薬・医療系ベンチャーに特化した育成支援プログラム”Blockbuster TOKYO” 選抜プログラムを2020年5月から運営しています。

4.投資分野を限定していないベンチャーキャピタル一覧

専門知識と独自のネットワークを活かしてIT関連分野やバイオ・メディカル・ヘルスケア分野に特化して投資を行っているベンチャーキャピタルがある一方、日本全体でこれらの分野への投資額を押し上げてきたのは豊富な資金力を持つ金融系や独立系の大手ベンチャーキャピタルと言えます。ここでは投資分野を限定せずさまざまな分野のベンチャー企業に投資を行ってきたベンチャーキャピタルについて解説しましょう!

「三井住友海上キャピタル株式会社」

 

 

概要

「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます」という三井住友海上の経営理念の下、成長性の高いベンチャー企業に投資しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎(57%) メディカル・バイオ・ヘルスケア ○(5.6%) 製造業 ○(28%)、

 

 

投資ステージ

アーリー ◎(42%) ミドル ○(21%) レイター ○(37%)

 

 

その他最近の動向

2020年3月に設立した新ファンド(MSIVC2020V投資事有限責任組合)は100億円の規模で業種、ステージ等を限定せず国内外の未上場企業のうち、将来の株式公開が展望できる優良なベンチャー企業に投資をする予定です。この他、三井住友海上火災保険株式会社のデジタライゼーション戦略にとって有益なデジタル技術を有していて将来の株式公開が展望できる優良なベンチャー企業への投資を行うファンド(MSデジタル投資事業有限責任組合)も運用しています。

「ジャフコ」

 

 

概要

インキュベーションからベンチャー投資、バイアウト投資まで行う日本のベンチャーキャピタルの雄ともいえる存在です。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎(76%) メディカル・バイオ ○(9%) サービス ○(10%) エレクトロニクス ○(5%)

 

 

投資ステージ

シード ◎(24%) アーリー ◎(71%) ミドル ○(5%)

 

 

その他最近の動向

2020年に入り新型コロナウィルスの影響で前年同時期と比すると投資件数に影響が出ているが、積極的な投資の姿勢を崩していません。株式会社マネフォワード、プログレステクノロジーズ、Bloom&Co.などと提携し、これまでの支援体制(販路拡大、管理体制支援、アライアンス)だけでなく、マーケティング、バックオフィスなどの分野でのベンチャー支援にも力を入れています。

「日本ベンチャーキャピタル(NVCC)」

 

 

概要

企業家や起業家を支援する大企業が設立したベンチャーキャピタルで、日本でも最も歴史のある独立系ベンチャーキャピタルの一つです。大学ファンドの運営の実績も高く、産学連携のノウハウを生かした新たなアライアンスを創出しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎(49%) メディカル・バイオ・ヘルスケア ○(30%) 製造業 ○(7%)

サービス ○(8%) 環境エネルギー ○(6%)

 

 

投資ステージ

アーリー ◎(68%) ミドル ○(27%) レイター ○(5%)

 

 

その他最近の動向

2018年京都大学と、2019年には大阪大学と、大学発ベンチャー企業を支援する産学連携ファンドを設立しています。これ以外にも関東圏、東海圏、で大学等と共同ファンド運営中です。

「DBJキャピタル」

 

 

概要

日本政策投資銀行の子会社で主にアーリーステージのベンチャー企業に対するエクイティ投資とハンズオンによる成長支援を行っています。官民ファンドの性質をもつため、長期性・中立性・パブリックマインド・信頼性を重視して投資を行っています。国内外VCファンドへの出資も多く行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ○ メディカル・バイオ・ヘルスケア ○ その他 ○

 

 

投資ステージ

シード ◎ アーリー ◎ ミドル ○ レイター ○

 

 

その他最近の動向

DBJキャピタルは、ファンドからの出資についても日本政策投資銀行の「特定投資業務」を活用し投資をしていくことが2020年発表されています。「特定投資業務」とは、民間による成長資金の供給の促進を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用し、企業の競争力強化や地域活性化の観点から、成長資金の供給を時限的・集中的に実施することを企図して設けられたものです。特に、民間では投資できないディープテック分野への投資などを行いベンチャーエコシステムの構築にむけて投資を行っていきます。

「SBIインベストメント株式会社」

 

 

概要

設立以来、IT、バイオ・ライフサイエンス、環境・エネルギー分野のベンチャー企業を投資対象としたファンドを複数組成してきたベンチャーキャピタルです。これまでに設定したファンド総額は約4,000億円に上り、豊富なファンド運用経験を有しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎ メディカル・バイオ・ヘルスケア ○ 環境 ○ 宇宙・ロボット等 ○

 

 

投資ステージ

シード ○ アーリー ◎ ミドル ◎ レイター ○

 

 

その他最近の動向

IT関連、ヘルスケア・環境といった分野だけでなく、AI、ブロックチェーン、Fintech等の成長分野への積極的な投資も多く行っています。

「SMBCベンチャーキャピタル株式会社」

 

 

概要

三井住友銀行グループのベンチャーキャピタル。人々の生活向上・社会的課題の解決を目指す成長企業へ資金提供を行っています。ステージを限定せず、景気動向や市況にも動じない投資を継続します。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎(33%) サービス ◎(39%) メディカル・バイオ・ヘルスケア ○(10%)

製造業 ○(14%) その他 ○(4%)

 

 

投資ステージ

シード ○(23%) アーリー ◎(41%) ミドル ○(20%) レイター ○(8%)

 

 

その他最近の動向

2020年8月、スタートアップデータベース「STARTUP DB」のフォースタートアップス株式会社とSMBCベンチャーキャピタル株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社SMBCヒューマン・キャリアがスタートアップ・エコシステムの構築のため、成長産業支援の強化に向けた業務提携の覚書を締結しています。

「ニッセイ・キャピタル株式会社」

 

 

概要

1991年設立の日本生命100%子会社。リードインベスターとして、投資先企業への積極的な経営支援を行っています。ファンド規模は100億を超え豊富な資金力を元に長期的な支援が可能です。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎(48%) メディカル・バイオ・ヘルスケア ○(19%) 製造業 ○(19%)

サービス ○(14%)

 

 

投資ステージ

シード ○(24%) アーリー ◎(43%) ミドル ○(27%) レイター ○(6%)

 

 

その他最近の動向

アセラレーションプログラム「50M」にてシード企業を支援しています。

「みずほキャピタル株式会社」

 

 

概要

1983年設立のみずほフィナンシャルグループのベンチャーキャピタルです。200億円規模のグロースファンド、11億円規模のフィンテックファンドなどを中心に、ベンチャー企業への投資を行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ◎(40%) メディカル・バイオ・ヘルスケア ○(11%) 製造業 ○(15%)

サービス ○(26%)

 

 

投資ステージ

アーリー ◎(65%) ミドル ○(18%) レイター ○(17%)

 

 

その他最近の動向

2020年1月には100億円規模のライフサイエンスファンドを設立し、創薬、バイオなどライフサイエンス分野の成長企業に、研究開発資金の提供、事業モデルの構築支援などを行っていきます。

「りそなキャピタル株式会社」

 

 

概要

りそなグループの取引先を中心に成長支援を行っています。

 

 

投資分野・投資ステージ

特定しない

 

 

その他最近の動向

2018年に関西支社を設立し、関西みらい銀行の取引先など西日本地区のベンチャー企業の成長支援にも注力しています。

「株式会社グロービス・キャピタル・パートナーズ」

1996年の1号ファンドから2019年設立の6号ファンドまで累計1100億円のファンド運用総額をほこるベンチャーキャピタル。

 

 

投資分野・投資ステージ

特定しない

 

 

その他最近の動向

2019年には第6号となる400億円のファンドを設立投資し、ステージではシード・ラウンドからユニコーン・ラウンドまで継続的に投資支援して参ります。また、投資領域ではITにより変革が期待される次なるインターネット領域 “Next Internet”と、AI、IoT、ブロックチェーン等のインターネットの次を担う新規技術領域 ”Beyond Internet” に注力していくことが発表されています。

2020年5月には5号ファンドの追加投資を行うファンドも設立し、新型コロナ感染拡大による危機ともいえる状況下でも成長を続けるベンチャー企業の支援を継続しています。

「三井物産グローバル投資」

 

 

概要

三井物産グループのネットワークを活用し、日本国内だけでなく海外においても企業家の世界進出をアーリーステージから支援しています。

 

 

投資分野

IT・インターネット関連 ○ メディカル・バイオ・ヘルスケア ○ サービス ○

 

 

投資ステージ

アーリー ◎

「三生キャピタル株式会社」

 

 

概要

大樹生命(三井生命)100%出資のベンチャーキャピタル。上場が見込める成長企業に、業種地域成長ステージを問わず投資をしています。

 

 

投資分野・投資ステージ

特定しない

「三菱UFJキャピタル株式会社」

 

 

概要

ベンチャーキャピタル黎明期の1974年に設立して以来、市場環境に左右されることなく、一貫してベンチャー企業への成長支援を続けているベンチャーキャピタル。IPO実現社数は870社超と、業界トップクラスの実績を誇っています。

 

 

投資分野・投資ステージ

特定しない

 

 

その他最近の動向

2019年に150億円規模のベンチャー企業投資7号メインファンドを新設した他に、第一三共株式会社などど共同で出資するOiDEファンドにより日本の大学等が保有する研究結果を創薬技術に育成するファンド、2020年6月にはライフサイエンスに特化したMUFGメディカルファンド、を設立しました。

「信金キャピタル株式会社」

 

 

概要

農業、繊維、からIT、医療まで全国の信金からの推薦企業に投資を行うベンチャーキャピタル。創業または成長段階にある企業への投資を行っています。

 

 

投資分野・投資ステージ

特定しない

 

 

その他最近の動向

2020年6月には新ファンド「しんきんの礎」を設立し、新型コロナウィルスで影響を受けた取引先への支援を行います。投資先には提携先である中小機構によるハンズオン支援を提供します。

「新生企業投資株式会社」

 

 

概要

投資事業組合の資金ではなく新生企業投資の自己資金で議決権の5%まで投資を行うマイノリティの投資をPre-IPOの企業に対して多く行っています。その他、響きパートナーズ、株式会社リプロセル、株式会社gumi、フェムトグロースキャピタルなどと共同でファンドを設立し、医療、バイオ、インターネット、モバイルエンターテイメント分野への投資を行っています。

 

 

投資分野

特定しない

 

 

投資ステージ

ミドル ◎ レイター ◎

 

 

その他最近の動向

子会社の新生インパクト投資は、社会的事業を行う企業、組織、ファンドへ投資することによって社会的成果と財務的リターンの両立を目指す「インパクト投資」として、みずほ銀行や投資推進財団と共に「日本インパクト投資ファンド」を設立しています。2019年には2号ファンドも設立し、子育て・介護・新しい働き方関連事業を営むアーリーからレイターステージの企業 への投資を行っていきます。

「大和企業投資株式会社」

 

 

概要

1983年に設立したNIF1号ファンド以来、独創的な技術やビジネスモデルを持つベンチャー企業への投資を行ってきました。現在は投資の約40%を海外のベンチャー企業へ投資を行っています。

 

 

投資分野

IT・インターネット ○(27%) 製造業 ○(13%) メディカル・バイオ・ヘルスケア ◎(44%)

サービス ○(2%) 環境エネルギー ○(2%) 外食流通 ○(6%)

 

 

投資ステージ

特定せず

 

 

その他最近の動向

台湾と日本の創薬ベンチャー企業に投資する「大和日台バイオベンチャーファンド」、「ベトナム2号ファンド」、「武漢2号ファンド」など海外ベンチャー企業に投資するファンドの他に、2018年設立の日本国内向けベンチャー支援ファンドでは、大企業とベンチャー企業の技術をつなぐオープンイノベーションによる企業価値向上と地域社会に存在するユニークなベンチャー企業へ投資を行い、地域経済の活性化に貢献することを目標としています。

「日本アジア投資株式会社」

 

 

概要

1981年に経済同友会を母体に設立以来日本とアジアの経済交流に貢献しており、日本だけでなく中華圏(中国、香港、台湾)への投資も多く行っています。ファンドからの投資の他に、再生可能エネルギー、ヘルスケア(複合高齢者施設等)、スマートアグリ、ディストリビューションセンター分野にはプロジェクト投資、戦略的投資として様々なスキームを使った投資も行っています。

 

 

投資分野・投資ステージ

特定しない

「産業革新機構」

 

 

概要

2018年9月、既存の官民ファンドである株式会社産業革新機構から新設分割する形で発足しました。日本の産業構造転換に必要な中長期のリスクマネーを提供し、日本産業の構造的な課題解決を目途に、民間ファンドでは出来ないリスクテイク機能を持った時限組織の官民ファンドとして、産業革新機構は設立されました。2018年9月以降は同機構の事業は株式会社INCJに事業承継されています。オープンイノベーションを通じて次世代の国富を担う産業を育成・創出します。

 

 

投資分野

特定しない

 

 

その他最近の動向

投資基準は社会的ニーズ、成長性、革新性を基準としています。民間だけではリスクが高く投資が困難な分野に投資を行い、民間企業、民間ファンドと協働し呼び水効果を創出します。また社内外の人材育成、情報発信等を通じして投資のエコシステム作りに貢献していきます。

5.環境エネルギー分野に強いベンチャーキャピタル一覧

IT関連やバイオヘルスケア、ディープテックといった主力の分野の他で、特に今後注目されるのは環境エネルギー分野のベンチャー企業です。環境エネルギー分野に特化して投資を行うベンチャーキャピタルについてご紹介します。

「株式会社環境エネルギー投資」

 

 

概要

環境・エネルギー分野に特化した日本で唯一のベンチャーキャピタルとして、2006年に設立されました。設立以来、環境・エネルギー関連のサービス、テクノロジー分野で活躍するベンチャー企業への投資および事業成長の支援を行っています。

 

 

投資分野

環境エネルギー ◎

 

 

投資ステージ

特定せず

 

 

その他最近の動向

2018年設立の4号ファンドはスマートホーム、スマートインダストリー、スマートモビリティ、スマートシティに従事する企業への投資も行い、SDGsを投資の基準に盛り込むことにより、持続可能な社会に貢献できるベンチャー企業を育成していきます。

6.その他大学系、地方創生系VC一覧について

これまでIT関連、バイオヘルスケア分野、環境エネルギー分野、そして投資分野を限定しないベンチャーキャピタルについてご紹介しました。

この他、地方銀行など中心に、地方創生によりベンチャーエコシステム形成するために積極的に企業活動を行っているベンチャーキャピタルや、大学や研究機関の研究シードを事業化する産学連携ファンドなどを運営するベンチャーキャピタルも活躍の場を広げています。

これらについては別コラム

「【2020年版】東大だけじゃない!大学系ベンチャーキャピタル(VC)一覧」

「【2020年版】地方創生ベンチャーキャピタル(VC)一覧|地方創生を掲げるベンチャーキャピタルを徹底解説!」

で解説しているのでぜひご覧ください。

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