株式会社イード 土本執行役員インタビュー

人々のニーズに寄り添いメディアを中心として事業展開しているイード株式会社

Q. 企業概要を教えて下さい
2000年に創業、主に企業マーケティングの支援を行っている会社です。
人々のニーズに寄り添ったメディア事業、リサーチ事業、そしてECを中心としたテクノロジー事業の3つを核に事業展開しています。
創業当初からM&Aを行っており様々なアイデンティティを持った人達を許容しながら連合を作ってきた会社です。

 

Q. 企業理念を教えてください。
「We are the user experience company」という企業理念を掲げています。顧客体験を大事にするという意味ですが、同時に社員が楽しんで事業に取り組んでほしいという意味も込められています。
もちろんビジネスなので収益を上げなければいけません。
ただ、クルマ、アニメ、ゲームなど趣味性の高い領域のメディアを運営しているので、そのジャンルを好きという思いを突き詰めることでビジネスの種を見つけて欲しいと考えています。

つまり自分の方向性と事業の方向性が一致出来る、そんな会社だと感じます。

 

Q. メンバーはどのような方がいらっしゃいますか?
創業当初からM&Aを行っており、ほとんどの事業は買収を重ねてきました。
そのため色々な会社から来た人が非常に多く、様々な経歴を持った人が集まっていると感じます。
他の企業に比べると、色々なアイデンティティーを持った人が集まっているので馴染みやすいのではないかと思います。
また、専門家という感じではなくてどちらかというと、事業を考えられる人が多いです。

幅広く事業を展開し、プラットフォームを伸ばしていく戦略を取ることで同業他社と差別化する

Q. 貴社の強みを教えてください。
まず、これだけ幅広く事業を展開している会社は中々無いように感じます。
更にたくさんのメディアをやっている中で、プラットフォームを統合する事によって様々なジャンルの異なるサイトの運営を実現可能にしています。
また、1社で1つのメディアを運営するとしたら機能を一通り揃える為の負担がとても大きくなってしまいます。
そのため負担を軽減する意味でもプラットフォームを統合し一元的に行うことで、コストが削減されその分収益化できる仕組みです。
もう一つの強みは、やはりメディアなので幅広い領域の企業との繋がりがあります。
大企業との取引や関係構築に、ベンチャー企業が参入するのは中々難しい部分もあるのではないかと思いますが、そこを超えられるのがメディアの強みで、これを活かして自動車に特化したアクセラレーターとして「iid 5G Mobility」というものも運営しています。

また、最近イードグループが運営しているメディアのポータルサイト開設しました。ここでは、イードグループが運営する21ジャンル59メディアの取り組みをご紹介していますので、ぜひ見てみてください。
iid Media naviでメディアの取り組みを知ろう!

自分達がプラスする事でどれくらい成長の余地があるのかを重視

Q. 投資する際の企業の決め手を教えてください。
自分達がプラスすることでどれくらいの成長の余地があるのかは物凄く注目しています。
日本の中でも成長する可能性の高い領域というのは、結構限られてきてしまうのですが伸びしろのあるジャンルにはなるべく投資をしたいと思っています。
また、当たり前な事ではありますがビジネスDDだとかそういうところも大事に考えています。

仲間として迎入れ試行錯誤しながら成長に繋げる事が広い意味でのサポートとなる

Q.投資後のサポート運営はどのように行っていますか?
基本的には「メディアやっている人、来て下さい」というスタイルなので仲間として一緒に頑張っていきたいと考えています。
当然各ジャンルによってやり方は少しずつ異りますが、やはり試行錯誤すればするほど成長の可能性が広がりますし参考になりそうなところを上手く自分の事業に適用し、成長に繋げる事が広い意味でのサポートという形だと思っています。
現在子会社が5社程ありますが、子会社の運営は元々の経営陣がそのまま経営していてグループのリソースや資金も使って会社を成長させています。
また株も残したままなのでメリットも得られますし、中には上場を目指している子会社もあります。
考え方としては一生グループにいるというよりも、一時的に会社の成長を加速させる為に活用していずれは上場をするなり選択肢はいろいろあるのかなと感じています。

「成長力」と「業界規模」この両軸は常に意識している

Q.現在注目している業界を教えて下さい。
幅広い業界を見ていますが、「教育」や「お金」の領域には注目しています。
子供は減っているけれども、一人あたりの教育費は上がっています。
教育業界はチャンスがある領域だと思います。
また、消費増税ということもありますが、「お金」というのも普遍的なテーマではないかと考えています。

またメディアというのは業界の規模が大きい事と、どうしてもその業界の全体的な体力というか市場規模による部分もあるので「成長力」と「業界規模」この両軸は常に意識しています。
とはいえ、全く期待していなかった領域でも頑張っていたらもっと深堀りできるところがある場合もあります。
なので市場は小さいけれど強みの部分の活用方法次第では買える事業が作っていけると考えています。
今後の目標の一つには、メディアを派生して事業側に参入したいという思いがあり、車に関する領域にも力を入れています。
そして「自動運転」や「MaaS(マース)」等の領域にも積極的に投資をしたいです。

ベンチャー企業に投資をして協業してサービスの提供を行う

Q.最近投資した企業を教えて下さい。
車のライフスタイルの一つとしてキャンピングカーのレンタルが流行っているのですが、直近だとキャンピングカーのレンタルショップに出資をしました。
集客をメディアで行う会社があるのでそこで集客を行い、レンタルショップで実際にキャンピングカーをレンタルをして貰う、この様に連携ができるという点に注目をしています。

単独のサービスとして成立させる

Q.現在力を入れている事業を教えて下さい
レンタルショップなどC to Cで貸し借りを行うような場面が増えつつあり、物理キーだと問題が多く大変だという事で、「バーチャルキー」という車のキーをスマートフォンに置き換えるキーの開発、改善を行っています。
ベンチャー企業と協業し、それぞれの領域の知見を活かして「バーチャルキー」を一つのサービスとして提供出来る様に励んでいます。

悩んでいる方、まず門を叩いて頂けたら幸いです

日々強く感じることは、メディアが沢山成り立つような世の中を作りたいということです。
例えば、1人の力をすぐレバレッジ出来るようなプラットフォームや、コスト削減できるツールだとかこのようなことを通じて、メディアを作る人にたくさん武器を渡し、なんとか小さな業界でもメディアが成り立つような世界を我々は目指しています。
世の中にはメディアが溢れ、競争が厳しく大変、もしくは中々ビジネスモデルが作れない、そんな風に悩まれていませんか?
私達も同じような課題を一つ一つクリアしてきたつもりなので、是非門を叩いて頂けたら嬉しいです。

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